おはようございます。
今日の担当は,柳原達宏です。
毎朝10時からNHKで放送されている
「キャッチ!世界のトップニュース」で,
アメリカで大きな問題となっている
「若者の薬物過剰摂取」がテーマとして
取り上げられていました。
強い効き目の鎮痛剤「フェンタニル」の摂取で
高い高揚感を得ることができる。
しかし,過剰摂取により,
年間10万人以上(それも、多くは10代!)が
亡くなっているとも。
新型コロナの蔓延による失業者の増加が
原因の一つと言われていますが,
社会からの孤立感も
その大きな原因であるようです。
そこに,優しく声をかけてくれる人が現れると
その人に頼り,言うことを聞いてしまう。
実はその,優しく声をかけてくれる人というのは
麻薬の密売人だったりするわけで
「いい薬があるよ。これで最後にしな」と言われて
一錠服用すれば中毒の始まり,もうやめられないという
麻薬密売組織による戦略にはまってしまう。
この薬物過剰摂取は
日本でも今,問題になっていることで
他人事ではありません。
さて,それではどうすればいいと考えた時
身近に会話ができる相手がいる
話を聞いてくれる人がいる
この,ごく当たり前のようなことが
実は一番大事なのではと感じます。
薬に逃げる代わりに
誰かに気持ちをきいてもらう。
誰かがそばにいて話に耳を傾けてくれる。
一緒に笑ったり泣いたりしてくれる。
そういう方が一人でもいると
問題は何も解決していないにもかかわらず
気持ちが楽になり,心の救いになります。
同時に,みなさんご自身が,
誰かにとっての
「そういう方:相手の心の同伴者」で
あれるとよいと思っています。
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